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毛皮の種類~リンクス~

ヨーロッパピレネー山脈とアルプス山脈から北部、アジアのシベリア太平洋沿岸からヒマラヤ山脈に至る地、カナダの各森林地帯などに生息するリンクスは、体長が約1メートル、四肢が丈夫で胴よりも長く幅の広い足をしています。

習性としては夜行性で、鋭い視覚と嗅覚の持ち主で、一晩に約40 毛の色は背の部分が白に近い砂色から赤さび色まであり、暗褐色の斑点があります。腹部は白色で、全体の毛はソフトで長く、特に腹部の毛並みが美しく長いのが特徴です。

したがってリンクスの場合は腹部を中心に使われ、白い毛並みの部分が多いほど品質良く、高価になります。
また、リンクスの名前は
16世紀の記録にも見られるほど歴史が古く、17世紀末にはイギリスのカナダ貿易の花形商品として取引された事もあります。                  
19世紀には絶滅の危機にさらされ、
現在でもその数は少なく大変高価な毛皮として貴重な存在です。


リンクスキャットはリンクスよりも小さな山猫のことです

毛皮の女王 リンクスべりー

リンクスのお腹の部分(白い部分のみ)を使用して作られた毛皮のコートを特別な名前で「リンクスベリー」と呼び、大変貴重で高価なものです。
リンクスは、他の毛皮と異なり「養殖不可能」とも言われ、リンクスべりーのコートは、国際毛皮ファッションショー等でも出品されることは稀で、現在では、ほとんど取引されることはありません。

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